時計生産態勢
時計生産態勢は、19世紀初めまでの手づくりの段階から、機械による時計生産、しかも部品の標準規格化と部品互換制による大量生産の段階に移っていました。
それにもかかわらず、相変わらず旧式の生産方法に固執し、新しい時代の技術革新に乗り遅れてしまった、というのです。
しかしイギリスは同時にライバルのスイス時計工業のやり方を大いに非難することで露憤を晴らすことを忘れなかった。
イギリスのスイス時計に対する攻撃はだいたい三つの点にしぼられます。
一つはイギリスのデザイン盗用、第二はチープレイバー。
第三は品質粗悪です。
スイス時計はイギリス時計のデザインを模倣し、フランス経由の輸出やイギリスへの密輸で荒稼ぎしているが、安かろう悪かろうの粗悪品だというわけでした。